2014/04/26

アジャストスクリュー・メネジ修正

ネジ切られてしまっていた、
ゴールドラップのアジャストスクリューの雌ねじの修理です。

同じ症状に陥って困っている人の役に少しでも役立てばと思い、
画像ほとんどないんですが、出来るだけ詳しく書き残しておきます。

ほぼ完全にネジ山死亡状態です。

キレイに貫通したねじ山を復活させる必要があったのと、
アジャストスクリューと同じサイズが上手く見つかったので、
今回は ヘリサートコイルではなく、エンザートを使う事にしました。

ねじ山修正ケミカルは、金と時間の無駄になりそーなので最初から却下。

ちなみにアジャストスクリューのネジサイズは、M12-P1.25 のいわゆる細目です。

今回使ったエンザートは、外側:M16-P1.5  内側:M12-P1.25 長さ:22mm

アジャストスクリューは、奥のプッシュレバーを上下させる役目なので、
奥には勿論プッシュレバーが居ますw

エンザートを打ち込むには下穴を15mmで開ける必要がありますが、
プッシュレバーを傷つけない為にも、バラして抜きます。

レバーは構造的に、そのままでも無理に抜けば抜けそうですが、
組むにはプッシュロッドも抜かなきゃ組めないので、
最初から全部バラします。

下穴を開ける時、一番問題となるのは、切り粉です。
アルミの切り粉をいかに中に落とさないかが、最重要かと思います。

この対策に使った方法は2つ。

1つはプッシュレバーより少し細い棒に、グリスをたっぷり塗りつけて、
レバーの穴に指しておく、トリモチ作戦w

+2つ目は至ってシンプルに掃除機でひたすら吸うw
掃除機は、横から上から 臨機応変に吸いまくるしかないです。

失敗したら後は無いので、ひたすら慎重に作業する事をオススメしますw
下穴完了後も、作業完了後も徹底的に清掃しましょう。
パーツクリーナーやエアブローで、割りと掃除はしやすい感じでした。

エンザートは、自身でねじ山を切って進むタップでもあり、
貫通しない穴や、エンザートの長さ以上の穴に打ち込むなら、
あとは打ち込んで終了ですが、

このアジャストスクリューの壁の厚みは、約9mmです。
1mmくらいは余裕がありそーですが、22mmのエンザートを打ち込んだだけでは、
飛び出しすぎて、プッシュレバーが組めません。

簡潔に書くと、
・エンザートをタップとしてだけ使い根本までねじ込み、ねじ山を整形して一度抜く。
・タップ部分の反対側を9mmにカットし、表面がツラになるよーにねじ込む。

ねじ山を整形する際、少し手前で止めて、奥の方だけ少しネジ山が未完成の状態で止めておくと、9mmにカットしたモノをねじ込む時、キツく仕上げられると思います。
ねじ込む際、一応ロックタイトも着けてネジ込みました。

ここのロックナットも、それほど締め付けトルクが必要なわけではないので、
これで見事に蘇りました。


後は元通り組めば完了でおます。
コレでやっと塗装以外の作業が全工程完了。ホントやれやれっす。




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